働きながらできる受験対策

社会人になってから看護学校を受験する場合、働きながらなので勉強に割く時間をあまりとれません。そのため、高校卒業後に受験する一般受験者と社会人では受験科目が異なります。勉強する時間がない受験生を考慮しており、多くの場合、面接と小論文のみでOKとなっています。面接と小論文だけなら楽勝だと思うかもしれませんが、社会人の合格枠は一般受験よりも少なくなっており、倍率は10倍以上の難関です。ちなみに、一般受験の倍率は3~5倍です。一般受験の受験科目は、国語、数学、英語などの学力試験もあります。

社会人の看護学校の受験のための勉強方法は、小論文対策としてわかりやすい文章を書けるようにすることです。美しい文章でなくてもいいので、順序だててわかりやすく書くことが大切です。看護師としての熱意や、自分の意見をしっかり持っているかで判断されます。小論文のテーマは医療関連のほか、色々な分野から出されるため、どんなテーマにも対応できるように時事問題などをチェックしておきましょう。文章の書き方の参考にするために、本を読むのもおすすめです。

面接は、社会人として働くために受けた就職の面接と同じ要領です。志望動機は必ず聞かれるので、簡潔にまとめて応えられるようにしておきましょう。また、人間性や仕事の理解度なども面接で判断されるので、看護師の仕事をきちんと理解しておくほか、人間性の良さを証明するために誠実な受け答えをする練習をする必要があります。